性病の症状がある時にセックスすれば感染してしまうことは誰だってわかりますよね。
では、治ってからはいつから可能なんでしょう?
治療後、セックスが可能になる時期についてはこちらの記事にまとめています。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/itukarasex/”]じゃあ、
「あのエッチはやばかったな…」
という心当たりがあって、まだ日数的に潜伏期間にある時、セックスはしてもいいんでしょうか?
それとも症状の出ていない潜伏期間中であっても感染してしまうんでしょうか?
意外と盲点ですよね。
この記事では、潜伏期間中に性病は感染するのかについて考えてみました。
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目次
専門書や専門サイトで潜伏期間の感染について言及はない
潜伏期間中の感染の可能性について疑問を持ったので、専門書や専門家の書くサイト、厚生労働省のサイトなどを調べてみましたが見つかりませんでした。
どれも潜伏期間や性病検査が可能になる時期については言及しているのですが、潜伏期間中は感染するともエッチしてはだめとも書いていません。
もともと潜伏期間自体が人によって大きな幅があるので、正確に潜伏期間中のこの時期までは安全でこれを過ぎると危ないということは言えないんでしょうね。
実際の症例で感染した日がはっきりしていることは少ないですし、何日経った時点でエッチしたら感染したとか、何日までだったら感染しなかったというデータを正確にとるのは困難なのでしょう。
検査のタイプからある程度予測は可能
では、潜伏期間中に感染するかどうかはブラックボックスでまったく目安はないのでしょうか?
性病に関するいろいろな情報を統合するとある程度の予測はできます。
特に、性病検査が可能になる時期は病原体が増えたり活動が活発になっているということなので、たとえ潜伏期間中であっても感染の可能性が高まっていると考えられます。
体液を検査するタイプは検査可能時期から危ない
クラミジアや淋病のように腟分泌物(子宮頸管部分)・尿・うがい液(あるいは喉を擦過)で検査するタイプは、含まれる病原体を直接検出します。
現在、主流の検査はPCR検査といって病原体のDNAを検出する方法で、数個の病原体がいれば検査可能なほど感度の高いものです。
なので、検査が可能になる時期からそろそろ感染の危険が高まってくると考えていいでしょう。
そこでクラミジアと淋病の検査可能時期を見てみると、ともに感染後1~2日とすぐに検査が可能。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/itukarakensaok/”]まあ、病原菌が数個もいれば検査できるというんですから、これだけ早く検査可能なんでしょう。
ちなみに潜伏期間はそれぞれ
- クラミジア:1~3週間
- 淋病:2~7日
つまり潜伏期間より早く病原体は現れているということで、たとえ潜伏期間であっても感染するということです。
ただ、数が少ないので感染の確率は高いとは言えませんが、けっして感染しないわけではない。
ゆえに、これらの性病では、潜伏期間のそれも早期の段階からうつってしまうと考えるべきです。
腟トリコモナス症も感染後1~2日で検査可能なのでクラミジア・淋病と同様です。
血液を検査するタイプは検査可能時期より早い段階で感染の可能性
血液を検査するタイプの代表的な性病にはHIVと梅毒がありますが、これらは個別に考えてみます。
HIV
HIVは潜伏期間は1~2ヶ月で最初に風邪のような症状が出ることがあります。(気づかないことも多い)
それに対し検査可能時期は感染後3ヶ月。
つまり検査可能時期より早い急性期の時点で感染する可能性はありそうです。
しかしHIVは感染力がとても弱く、この時点ではウイルス量も少ないので、感染する確率は非常に低いと考えていいでしょう。
さらに潜伏期間の1~2ヶ月まではさらに感染確率は低く、ほぼ安心だと考えられます。
ところが
”やばいエッチをしてからまだ1ヶ月だからセックスしても大丈夫”
というふうに単純に考えることはできません。
前述のようにHIVの急性期は風邪と間違えることがほとんどだし、症状がほとんど出ないことも多いのです。
これまで絶対にHIVに感染していないと言い切れますか?
急性期のあとは長い無症状期(平均10年)が続くので、さかのぼって10年の間のセックスの相手が誰一人HIVにかかっていないと断言できる、あるいは最近HIV検査を受けて陰性だった、のでなければ
”やばいエッチをしてからまだ1ヶ月だからセックスしても大丈夫”
という考えは成立しません。
梅毒
梅毒の場合はあきらかな症状(初期硬結・硬性下疳というできものができる)があるのでHIVとは判断が違ってきます。
感染してから初期硬結が出てくるまでの潜伏期間は約3週間。
それに対して検査可能になるのは感染後1~2ヶ月かかります。
つまり、すでに明らかにできものができているのに、血液検査では診断はできないことになります。
梅毒はできもの部分に触れることで感染が成立するので、検査可能になるより前でも相手に感染させてしまうということ。
では、潜伏期間中は感染させることはないのでしょうか?
梅毒はできものへの接触だけでなく、血液や精液など体液を介しても感染する可能性があります。
梅毒に感染すると数時間のうちに全身に病原体が拡散するといわれますから、感染してからかなり早い段階で他の人へ感染させるリスクはあると考えられます。(感染する確率は低いでしょう)
つまり梅毒は感染したらすぐの時点からうつると考えるべきでしょう。
できものを擦過して検査をするタイプはできものができるまでは安全。ただしできものを見逃す可能性が高い
できものを作るタイプの性病のうち、尖圭コンジローマや性器ヘルペスはできものを擦過した検体で検査可能です。
つまり発症して初めて検査が可能になるということ。
このタイプの性病はできもの部分に触れることでのみ感染するので、潜伏期間中は感染する心配はなさそうです。
それぞれ潜伏期間は
- 尖圭コンジローマ:3週間~8ヶ月
- 性器ヘルペス:2~10日
で、この期間中は大丈夫そうです。
ただし、このタイプの性病にも落とし穴があります。
それは、できものに気づかないケースが少なくないことです。
特に尖圭コンジローマでは痛みが無いので、場所によっては本人が知らない間にできていることがあります。
なので、このタイプの性病は潜伏期間だったから大丈夫と断言はできないのです。
まとめ
どの性病も潜伏期間は感染しないとは言えないようです。
怪しいセックスをしたあとは性病検査を受けて、はっきりシロとわかるまではセックスを控えるべきですね。
潜伏期間は安全かどうかが気になる別のケースとしては、性病が判明した時に、潜伏期間中に関係を持った相手にうつしてしまったかもしれないという時。
今回の考察からすると、性病であることがわかったときには潜伏期間かどうかに関係なく、セックスをした相手すべてに性病検査を受けてもらうのがよさそうです。
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