A型肝炎ウイルス(HAV)の感染によって起こる急性肝炎です。
一般には急性A型肝炎は性病とは考えられていませんが、男性同性愛者の間では性行為により感染が成立することから性感染症の1つとしても分類されています。
この記事では急性肝炎を性感染症の面から解説しています。
目次
急性A型肝炎の感染経路と潜伏期間
急性A型肝炎の感染経路
感染している人の
- アナルをなめる
- アナルを触った指や性器をなめる
ことにより感染が成立します。
感染力が非常に強いため、密接な接触だけで感染が起こることがあります。
急性A型肝炎の潜伏期間
約1ヶ月と言われています。
急性A型肝炎の症状
- 発熱
- 食欲不振
- 倦怠感(体のだるさ)
- 吐き気
- 嘔吐
- 黄疸(白目が黄色くなる、肌が黄色くなる)
症状は強いですが3ヶ月以内に治癒します。また慢性化することもありません。
以前は発症後1週間も経てばウイルスの排出が止まり、性行為が可能と言われていましたが、今では長期に渡りウイルス血症が続き、便中にウイルスが排泄されことがわかりましたので、ウイルスが陰転するまで性交渉は控えるべきでしょう。
急性A型肝炎の治療
安静にしていることが一番の治療です。
症状が重い場合は入院して点滴などの治療をする場合もあります。
急性A型肝炎の予防
HAワクチンを接種することで予防できます。
予防接種を行っている医療機関はこちらの厚労省検疫所の予防接種実施機関検索で調べることができます。
急性A型肝炎の検査法
血液検査でHA抗体を検出することで診断します。
急性A型肝炎は自宅で検査できません
現在のところ各性病検査キットで急性A型肝炎を検査項目に加えているところはないようです。
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