もっとも多い性病といえばクラミジアで、これは日本だけでなく世界中で共通していることです。
性病に関して知識のない方でも、他の性病のことは知らなくてもクラミジアのことはたいてい知っていますもんね。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/chlamydia/”]それだけ流行っているということ。
性体験がまだ少ない女子高生でさえ、8人に1人が感染していると言います。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/kokoseikuramijia/”]性器クラミジアはセックス(膣性交)・フェラ・アナルセックスなどで感染することが知られていますが、これだけ多くの人が感染しているということは、性行為以外、たとえば衣服についた体液や歯ブラシの共用など、間接的に接触することでも感染が成立してしまったりするのではないかと心配になります。
この記事では、実際のところ性行為以外で性器クラミジアに感染することがあるのかをまとめてみました。
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目次
性器クラミジアはセックス以外で感染することはほぼない
結論から言うと、性行為以外でクラミジアに感染することはまずないので心配する必要はありません。
仮に感染している人の服を借りても感染することはないです。
たとえ下着を借りたとしても、脱ぎたて(体液のついたもの)を履くのでもない限りうつる心配はないのです。
洗濯してあれば感染の可能性はまったくありません。
咽頭感染・直腸感染も危険なのは性行為だけ
クラミジアは性器以外にノド(咽頭)や直腸に感染して病原性をあらわすことがあります。
これらもフェラチオやアナルセックスという性行為で感染するもので、それ以外のことで感染する危険はありません。
セックス以外では赤ちゃんへの感染がある
例外的にクラミジアが性行為以外で感染するルートは垂直感染。
垂直感染とは母親から赤ちゃんへ感染する母子感染のことです。
クラミジアは胎児への感染はほとんどありませんが、分娩時、赤ちゃんが産道を通ってくる時に感染してしまいます(産道感染)。
感染するリスクは非常に高く、50~70%の確率で赤ちゃんへ感染していしまいます。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/vertical/”]環境からの感染がないのはクラミジアがとても弱い菌だから
クラミジアが性行為以外で感染することがほとんどないのどうしてなんでしょう?
クラミジアの感染力自体はけっこう高いのです。
ところがクラミジアの病原体は細胞を離れると急速に感染力を失います。
感染細胞から遊離したC.trachomatis基本小体の感染力は37℃で急速に低下,24時間までに約1/10000に低下する。56℃30分でほぼ完全に感染力を失活させる。また,消毒用エタノール,過酸化水素,ヨード液で1分,苛性ソーダで5分,次亜塩素酸ソーダ,石鹸水は30分でそれぞれ感染力を消失させる。
引用:大阪府臨床検査技師会
仮に下着を借りたとしても普通は洗濯していますよね。
洗い流されていますのでウイルスが残っていることはありませんし、万一、ウイルスが残っていたとしてもウイルスにとって過酷な乾燥状態で時間も十分経っているのでとっくに感染力を失っています。
なので、まだ湿っている体液のついたパンツを借りたのなら感染のリスクはありますが、それ以外では心配する必要はまったくないと言っていいでしょう。
他の性病は性行為以外で感染するの?
性病には皆さんが思っているよりたくさんの種類あり、気をつけないといけないのはクラミジアだけではありません。
淋病・HIVも環境からの感染はない
クラミジアと似たような症状がみられる淋病と、エイズの病原体であるHIVはどちらも環境から感染したり、衣服を共用したからといって感染してしまう心配はありません。
淋病の病原体である淋菌は感染力は強いのですが乾燥・温度変化に弱く、クラミジアと同様に環境中ではすぐに死滅してしまいます。
また、HIVは感染力自体は非常に弱い上に空気中や水中ではすぐに死んでしまいます。
なので、淋病もHIVも環境からの感染はまったく心配する必要はないものです。
トリコモナス・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス・B型肝炎・C型肝炎は環境からの感染があり得る
環境から感染する可能性があるものとしてはトリコモナス・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス・B型肝炎・C型肝炎があります。
膣トリコモナス
病原体のトリコモナス原虫は非常に弱く、すぐに死滅してしまいますが、湿気のある場所や水中では長時間感染力を維持することができます。
なので、洗面所や風呂場など水回り、便座や下着などを介して感染してしまうことがあります。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマの病原体であるヒトパピローマウイルス(HPV)は患部(イボ)への接触によって感染します。
基本的には物を介して間接的に感染することはないと言われていますが、ウイルスが付いたばかりの部分に触れたら感染の可能性はないとは言えません。
HPV自体は弱いため、時間が経てば感染することはほとんどないと考えていいでしょう。
性器ヘルペス
性器ヘルペスの病原体である単純ヘルペスウイルス(HSV)は物を介して感染してしまうことがあります。
環境中でも数時間は感染力を維持しているそうです。
HSVは食器、洗面器などに付着してから、3~4時間は生存し、皮膚上でも2時間は感染性を保持する。
引用:HICA
B型肝炎・C型肝炎
B型肝炎ウイルス(HBV)もC型肝炎ウイルス(HCV)も性行為以外に、感染者の血液に触れることで感染してしまう病気です。
なので、血液が付着している可能性のある歯ブラシやカミソリを共用すると感染する可能性があります。
ただし、衣服の貸し借りや日常生活で感染する心配はないといわれています。
一般に、集団生活の場で HBV の感染が起こることはないとされています。実際、703 人の入所者を擁するある介護福祉施設で 4 年間にわたって調べた結果、新たに HBV に感染した人はゼロであったという報告があります。この 703 人の中には、18 人の HBV キャリアが特別の扱いを受けることなく同居していたことがわかっています。
引用:B型肝炎について
一般に、集団生活の場で HCV の感染が起こることはないとされています。実際、ある会社において肝炎ウイルス検査を受診した者 3,079 人を 3 年間にわたって調べた結果、新たに HCV に感染した人はいなかったという結果が得られています。
また、ある介護、福祉施設の入所者 703 人を 4 年間にわたって調べた結果、新たに HCV に感染した人はいなかったという結果も得られています。なお、この 703 人の中には、25 人の HCV 感染者が特定されないまま入所していたことがわかっています。引用:C型肝炎について
このように血液の付着さえ気をつければ感染の心配はほとんどないと言っていいでしょう。
まとめ
性病というと感染力が強いイメージがあり、日常生活でも感染するのではないかと心配になりますが、セックス以外で感染するのは一部の性病に限られます。
性病の中でもっとも多いクラミジアでは、単なる接触や食器や衣服の共用くらいで感染することはないので安心してください。
大切なのはセックス時の予防意識。
あれこれ可能性があって心配がなくならないのなら、定期的に性病検査を受けるのがベストです。
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