仲睦まじいカップル

性病には感染しても症状の出ない無症状のケースがあるって知っていますか?

何の症状もないのに調べてみたら性病にかかっていたなんて恐ろしいですよね。

しかし、代表的な性病であるクラミジア・淋病・梅毒・HIVなど、大半の性病で無症状になることは珍しくないのです。

一般に、性病検査は何らかの症状が出てから受ける人がほとんどでしょう。

でも、自分やパートナーの体のことを考えると定期的に検査を受けることが望ましいとされています。

この記事では、症状のない時にはどういうタイミングで性病検査を受ければいいのかを解説しました。

あなたとパートナーの健康な生活を守るために、ぜひ定期検査を取り入れることを考えてみてください。

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自宅で性病検査

年に1回は性病検査を受けましょう

日米

日本では、”こういう人はこれだけの頻度で性病検査を受けなさい”というガイドラインはまだ作られていません。

妊婦さんに対しては日本産科婦人科学会が妊娠初期検査とその後の検査で、以下の性病を検査することを勧めています。

性病が垂直感染するイメージ

妊娠初期検査
  • 梅毒
  • HIV
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 成人型T細胞白血病リンパ腫
初診~30週頃
  • クラミジア
10~15週
  • 細菌性腟症

では、まだ結婚もしていない一般の女性や、男性の場合はどのくらいの頻度で性病検査を受けるといいのでしょう?

アメリカではアメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が、性活動の状況別に性病検査の回数のガイドラインを定めています。

アメリカ人カップル

 性別・性活動の状況 性病検査の頻度
 性行為をしている25歳未満の女性
  •  クラミジア
  • 淋病

を年に1回検査

 性行為をしている25歳以上の女性で
新しい恋人ができた人
 性行為をしている25歳以上の女性で
複数の恋人がいる人
 性行為をしている25歳以上の女性で
性病を持っている恋人がいる人
 すべての妊婦
  •  クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • HIV
  • B型肝炎

必要に応じて繰り返し検査

 ゲイ・バイなど男性間性交渉者(MSM)
  •  クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒

少なくとも年に1回検査

 複数あるいは不特定のパートナーがいるMSM
  •  クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒

より頻繁(3~6ヶ月毎)に検査

 13歳から64歳のすべての男性  最低1度はHIV検査
MSM より頻繁(3~6ヶ月毎)にHIV検査
男女ともにコンドームを使わないなど安全ではない性行為をしている人 少なくとも年に1回HIV検査

アメリカと日本では感染の状況や性行為の状況が異なるので、そのまま当てはめることはできませんが、参考にはなりますね。

さすがにMSMが多い国なのでHIVの推奨検査回数は多めです。

それに対して、異性愛者の男性側にHIV以外の性病検査を推奨していないのは意外です。

 

nicol説明

でも、実際問題として女性に感染が見つかったら、パートナーの男性も検査することになるんですけどね。

ガイドラインのない日本では、どのくらいの頻度で性病検査を受けるのが適当なのか答えはありません。

でも、アメリカと比べて日本もクラミジアは負けないくらい感染が多いですし、HIVもいまだに増加傾向、梅毒はパンデミック状態。

やはりアメリカにならって年に1回くらいは主な性病の検査を受けるべきでしょう。

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最低でもパートナーが変わる時には受けるべき

これまでに性病検査を受けたことのない人は、1度はスクリーニング検査として性病全般の検査を受けるべきです。

問題はその後どうするかということ。

1度、オールクリアという結果が得られても、セックスをしているかぎりいつ感染するかはわかりません。

人によってセックスの頻度やパートナーの数が違いますから、当然、性病の感染リスクも違います。

ガイドライン通りに年に1回調べるのが理想だとしても、検査には費用がかかりますからね。

けっして安い検査ではないですから、受けないで済めば受けたくないのが正直な気持ちでしょう。

そこで、最低限のラインとして、付き合っている恋人、パートナーが変わったタイミングで検査をすることをおすすめします。

つまり、同じ人と長く付き合っている人ほど回数は少なくて済みます。

ただし、この頻度で100%安全というわけではないので過信しないでください。

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セックスの状況によって性病検査の回数を増やすべき

複数のパートナーを持つ男性

上に書いたように、人によってセックスの頻度やパートナーの数はさまざまです。

それに加えて、パートナーのセックスの状況もさまざまです。

あなたとの関係だけのパートナーもいれば、複数の相手を持っているパートナーもいます。

性病予防に敏感で必ずコンドームを付けるパートナーもいれば、性病には無頓着でコンドームを付けたがらないパートナーもいます。

このように同じセックスの頻度やパートナーの数であっても、まったく性病リスクが違ってくるわけです。

付き合う相手が変わった時に性病検査を受けるのはあくまでも最低限。

あなたと相手の状況を考えて性病の感染リスクが高いのなら、当然、検査の頻度を増やしていかないといけません。

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どれだけ性病検査の回数を増やしても完璧にはならない

あなたやパートナーの性病の感染リスクが高いのなら、たとえば3ヶ月に1回性病検査を受ければ安心でしょうか?

女性の場合、クラミジアや淋病では感染が奥に広がって不妊になることが問題になります。

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3ヶ月に1回検査を受ければ年に1回しか検査しない場合と比べて、断然、安心といえます。

クラミジアに感染したとして、1年もあれば感染がお腹の方へも広がって不妊になってしまうには十分な時間ですが、3ヶ月に1回の検査であれば感染が広がらないうちに見つけられる可能性が高くなります。

検査と検査の間隔をつめることで、性病を早期発見できる確率がアップします。

でも、それで完璧に早期発見できるかといえば、断言はできないのです。

検査後すぐに感染してしまったとしたら、次の検査まで3ヶ月の時間があります。

3ヶ月あればお腹まで感染が広がってしまう可能性があります。

もっと間隔をつめれば、さらにリスクを下げることはできますが、費用対効果で考えるとキリがありません。

風俗で働く女性では1ヶ月に1回検査をしたりするそうですが、それでもお腹に感染が広がったり、お客さんに感染を広げてしまったりする可能性はあるのです。

なので、性病検査しているからと100%安心できるというわけではないということを知っておいてください。

 

nicol説明

残りのリスクもコンドームを付けるなど予防を心がけることでゼロに近づけることができます。
むしろ予防が第一で、性病検査はそれを補うものです。

浮気の心配のないカップルなら性病検査は最初の1回で十分かも

ピュアなカップル

これまで述べてきたことは、誰もが浮気することがある(特に男性)という前提の話です。

中には、ピュアな心で浮気もせずに長く付き合っているカップルもいると思います。

そんな2人なら最初に1回検査をすれば十分でしょう。

最初の1回も要らないのでは?と思うかもしれませんが、性病には症状が出ていなくてもすでに感染してしまっているケースがありえます。

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キスでうつる可能性だってありますから。

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ピュアな2人でも最初にクリアであることを確かめておくのは重要なことです。

最初に確かめてしまえば、あとは感染ルートがないかぎり感染することはないので、検査する必要はないでしょう。

 

nicol説明

自分はまじめに貞操を守っていても、信じていた相手が浮気しているということだってありえます。
たまには検査してみた方がいいのかも…

まとめ

それらしい症状が出てきた時に性病検査を受けるのは当たり前ですが、何も症状がない時でも積極的に検査を受けるべきです。

でも、症状がないだけにどんなタイミングで受ければいいのか迷うところです。

アメリカのガイドラインにならって、年に1回は受けるようにすればいいでしょう。

あなたとパートナーの性病リスクによっては、頻度を増やす必要もあります。

コンドームの使用と定期的な性病検査で、ほぼ100%の安心を得ることができますよ。

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