ゲイカップル

近年は、ゲイの人が非常に増えて、かなり一般的になってきました。

2015年に電通ダイバーシティーラブが行なった調査では、LGBTの人は人口の7.6%を占めるという結果が出ています。

これだけ増えてきたゲイの人たちですが、ゲイカップルの性行為は異性カップルとはちょっと異なるため、性病予防において注意することが多少違います。

この記事では、ゲイカップルの人が注意すべき性病と予防についてご紹介します。

性病感染しやすいゲイカップル

男性同性愛カップル

ゲイカップルの性行為では妊娠をする可能性がないため、避妊目的でコンドームを使用することはありません。

ゲイカップルがコンドームを使うのはあくまでも性病を予防する目的です。

避妊に気を使わないでいいだけに、異性のカップルに比べるとコンドームの使用率は低いのが問題です。

性病予防の意識の高まりとともに徐々に改善されてきていますが、まだまだ十分とはいえません。

また、ゲイカップルでは膣性交では感染しないタイプの性病感染があったり、構造上や生理機能上、病変を見落としやすいという特徴もあります。

ゆえに、男女カップル以上に性病に対する注意が必要なのです。

ゲイカップルが特に注意したい性病

男性のカップル

ゲイカップルの主な性行為はアナルセックスです。

アナルセックスには、膣性交では感染することのない性病や、膣性交よりも感染リスクが高くなる性病があります。

ゲイカップルは以下の性病を特に注意する必要があります。

梅毒

梅毒は、感染した性器にできものができたり、全身に発疹が出たりする性病です。

現在、日本で発生する梅毒患者が非常に増えてきているのが問題になっていて、そのうちの7割が男性患者です。

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近年になって梅毒が猛威をふるっている要因は男性同性愛者の増加にあると考えられていて、内訳は公表されていませんが、男性梅毒患者の多くは同性愛者とされています。

梅毒はペニスの表面に皮膚病変(初期硬結や硬性下疳)を作るため、コンドームをしていないと相手の肛門や直腸へ感染させてしまいます。

肛門や直腸に感染すると病変があらわれても見落としやすく痛みもないため、気づかないまま別の相手へと感染を広めていくことになります。

フェラチオもゲイカップルがよく行う性行為で、梅毒はペニスから唇や口の中へと感染することもあります。

フェラチオでのコンドーム装着率はアナルセックス以上に低いので、口に病変を持つ感染者はより梅毒感染を広げてしまいます。

コンドームは梅毒予防に効果的ですが、コンドームでカバーできない部位に病変があると防ぐことはできないので頼り切るのも問題です。

梅毒はゲイカップルがもっとも注意すべき性病と言えるでしょう。

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HIV

HIV(エイズウイルス)は免疫が低下してさまざま病気を発症するエイズの原因となるウイルスです。

HIV感染症もゲイカップルは要注意の性病です。

HIVはもともと感染力の弱いウイルスです。

膣性交では、男性感染者がコンドームを付けずに女性とセックスをしたとしても、そう簡単に感染するものではありません。

この場合、女性が感染する確率は0.1%程度といわれています。

女性が感染者の時は男性が感染する確率はさらに低く0.05%程度なのです。

これに対し、ゲイカップルの場合、アナルセックスにおいて挿入される側が感染者である時は、挿入する側が感染する確率は0.1%程度です。

ところが、挿入する側がHIV感染者であった場合は、挿入される側が感染する確率は1.4%にも跳ね上がります。

確率自体は高いというわけではありませんが、HIVは一度感染してしまうと一生治ることのない病気です。

治療の進歩のおかげで”死の病気”ではなくなりましたが、生涯に渡って治療を続けなければいけない大きな病気なのです。

1.4%といっても、見方を変えると70回アナルセックスをすると1回は感染してしまうという計算になります。

こう見るとけっこうな確率ではないですか?

実際に新規HIV感染者の7割が男性同性愛者というデータがあります。

ゲイカップルは異性カップル以上に、HIV感染に注意しなければなりません。

HIV感染予防にはコンドームの使用が効果的です。

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急性A型肝炎

急性A型肝炎は、突然の発熱や倦怠感、黄疸などを特徴とする性病です。

急性A型肝炎は膣性交では感染しない性病です。

感染経路はアナル→口で、アナルセックスだけで感染するわけではありません。

ウイルスは腸にいて、便と一緒に出てきてアナルに付着します。

そのためアナルを舐めたり、アナルを触った指を舐める、あるいはアナルセックスをしたペニスを舐めることで感染が成立します。

異性カップルでもアナルを舐めたりアナルセックスをすれば感染の可能性はありますが、アナルセックスを主としているゲイカップルに圧倒的に多い性病になります。

コンドームではまったく予防効果がありません。

予防のためには衛生的なプレイを心がけるようにしましょう。

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赤痢アメーバ症

赤痢アメーバ症は、下痢や粘血便、腹痛などの症状のある大腸炎を引き起こします。

赤痢アメーバ症も急性A型肝炎と同じく、アナル→口の経路でうつり、膣性交では感染しません。

アナルセックスをよくするゲイカップルに特有の性病です。

予防には、やはりコンドームは役に立ちませんので、衛生面に気をつけてプレイするしかありません。

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ゲイカップルが見落としがちなその他の性病

ゲイカップル

男女間の性行為で感染する性病の中には、ゲイカップルでも感染の機会の多いものがいくつもあります。

上に挙げたゲイカップル特有の性病の影に隠れて、かえって見落としてしまうかもしれません。

クラミジア

性病の中でも最も多いクラミジアは、男女間だけではなく、ゲイカップルの間でも感染することは珍しくありません。

アナルセックスでは、挿入される側は直腸にクラミジアが感染し、下痢出血粘血便などをともなう直腸炎を起こします。

感染した直腸部分は、今度は感染源となり、挿入する側にうつしてしまいます。

また、咽頭への感染は女性と変わりませんから、フェラチオでは異性カップルと同様のリスクがあります。

クラミジアの感染はコンドームを使うことで効果的に予防することができます。

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淋病

クラミジアと似た症状や感染経路を持つ淋病も、ゲイカップルでもリスクがある性病です。

淋菌性直腸炎を起こし感染を広げていくことも、クラミジアと同様です。

咽頭への感染も、異性カップルと同じ注意が必要です。

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尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、粘膜や皮膚にイボ状の病変を作る性病です。

感染する部位は性器にかぎりませんので、アナルセックスを主体とするゲイカップルでも感染するリスクは変わりません。

肛門肛門内ペニスのほか、フェラチオによって口の中にできることもあります。

ペニスや肛門内に病変がある場合は、コンドームの予防効果が望めますが、肛門周囲や陰のうなど周囲にできていると予防効果は期待できません。

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性器ヘルペス

性器ヘルペスは、性器に痛みの強い潰瘍病変を作るのが特徴の性病です。

体のあらゆる場所に感染する可能性があるので、ゲイカップルでのリスクも同じようにあります。

尖圭コンジローマと同様に、性器や肛門以外の部分に病変があるとコンドームでの予防効果は期待できません。

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まとめ

ゲイカップルの場合は性行為の部位が変わるため、異性カップルとは違った性病予防の意識が必要です。

性病予防の基本がコンドームなのは変わりませんが、コンドームが役に立たないタイプの性病では衛生面に気を配ることがポイント。

また、ポピュラーな性病に対して、脇が甘くなりがちなのにも注意してください。

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