若いカップル

クラミジアは日本だけでなく、世界でももっとも流行している性病です。

こんなに猛威をふるっているのに、クラミジアに対して危機感を持っている人って少ないですね。

HIVや梅毒にかかってしまったら大慌てするのですが、クラミジアにかかっても「あちゃー」とちょっと失敗したくらいの感じの人がほとんど。

どうしてそんなに軽く見られているんでしょう。

その理由の1つに、クラミジアは治療が簡単にできることがあるのは間違いないでしょう。

しかし、クラミジアも治療のポイントを押さえておかないと、いつまでたっても症状が治まらなかったり再発を繰り返すことも。

また、妊婦さんでは、治療に際して気をつけないといけないこともあります。

この記事ではクラミジアの治療に絞って、知っておくべきポイントをご紹介しています。

クラミジアに使われる治療薬はこれだけ

性病治療薬

アジスロマイシン(マクロライド系)

クラミジアの治療にもっともよく使われる薬剤です。通常のジスロマックと徐放剤のジスロマックSRがあります。

・ジスロマック :1000mg 1回服用のみ
・ジスロマックSR:2g 1回服用のみ

日本性感染症学会の推奨レベルAの薬です。ジスロマックSRを2g服用は推奨レベルBになります。

ジスロマックは1回の服用で済むので、患者さんにとって楽なことも人気の理由でしょう。

後述するように、淋病との同時感染では注意が必要です。

クラリスロマイシン(マクロライド系)

クラリス、クラリシッドなどがあります。

クラリス    :200mg 1日2回 7日間服用

推奨レベルAで、何らかの理由でジスロマックが使えない時によく使われます。

レボフロキサシン(キノロン系)

クラビット   :500mg 1日1回 7日間服用

推奨レベルAで、やはりジスロマックが使えない時によく使用されます。

ミノサイクリン(テトラサイクリン系)

ミノマイシン  :100mg 1日2回 7日間服用

ドキシサイクリン(テトラサイクリン系)

ビブラマイシン :100mg 1日2回 7日間服用

ミノマイシンもドキシサイクリンも推奨レベルDで、保険適用外です。

他の薬がまったく使えないような時以外に使用されることはないでしょう。

このほか、トスフロキサシン(推奨レベルD 150mg 1日2回 7日間服用)やシタフロキサシン(推奨レベルB 100mg 1日2回 7日間服用)が用いられることもあります。

クラミジア治療にはジスロマックというのは基本正解

クラミジアの治療にジスロマック(アジスロマイシン)が使われるのはよく知られています。

今のところ、クラミジアと分かったらジスロマックを使えば間違いないでしょう。

おすすめしませんが、個人輸入で海外のアジスロマイシン製剤を取り寄せて、治療している人もいるみたいですね。

一般に、クラミジアにはジスロマックがよく効くので、海外の輸入品でも効くかもしれません。

しかし、クラミジアの治療は1回に大量を飲むために、その製品の切れ味(効き具合)がとても大事です。

日本製のジェネリック薬品でも効きが悪いと感じることがあるくらいですから、個人輸入で手に入れた海外製品(多くは東南アジアの製薬会社製)だと、ちょっと不安ですね。

確実に治したいのなら、できるだけ病院で処方された国産の治療薬を飲むようにしましょう。

淋菌が同時感染しているのなら問題あるかも

性器クラミジアには、感染部位や感染経路が同じである淋病が同時感染することが珍しくありません。

クラミジアの感染者の20%に淋菌感染も起こっているというデータもあります。

クラミジアと淋菌の同時感染の時は、ジスロマックで治療するのは、ちょっと注意が必要かもしれません。

ジスロマックは一応、淋菌感染症にも効果があるのですが、有効率は90%以上。

つまり、数%はジスロマックに耐性を持っています。

大半はクラミジアと淋病を同時に治療できるのですが、ジスロマックに耐性があれば効きませんし、途中で耐性をつけてしまうかもしれません。

なので専門医によっては、淋菌はセフトリアキソンやスペクチノマイシンで確実に治療し、クラミジアに対してはジスロマックを使わずにクラリスやクラビットを使って、淋菌とクラミジアを別々に治療することを推奨しています。

妊婦さんは使える薬が限られる

妊婦にも多く見つかるクラミジア感染

妊婦さんが、クラミジアの治療薬を使う時にも注意が必要です。

日本ではジスロマッククラリスロマイシンの使用が投与可能とされています。

ジスロマック(1000mg 1回服用のみ)が推奨レベルAで、クラリスロマイシンは推奨レベルBです。

一方、アメリカでは妊婦に対するクラミジア治療薬としては、アジスロマイシン(ジスロマック)、アモキシシリンが推奨されていて(妊娠カテゴリーB、日本の推奨レベルとは異なります)、代替薬としてエリスロマイシン(妊娠カテゴリーB)が挙げられています。

それに対し、クラリスロマイシンは動物実験で胎児毒性があるという報告があることから妊娠カテゴリーCにランク付けて、推奨はしていません。

ヨーロッパでも、クラリスロマイシンの妊娠中の使用は警告や禁忌になっている国もあります。

日本では20年近くの使用の実績があるので、比較的安全だとされています。

妊婦さんで、クラリスロマイシンを処方された人で、気になる人はお医者さんに相談してみましょう。

薬を飲みきったら必ず確認の検査を受けましょう

登録衛生検査所のイメージ

クラミジアはジスロマックを1回飲めばよく効くので、それっきり病院へ行かない人が多いのです。

しかし、よく効く抗生剤といえ、100%確実に効くわけではありません。

ジスロマックは食事による吸収の影響はありませんが、本人の体調(風邪を引いている、お腹を壊しているなど)によっては、十分な血中濃度に達しないかもしれません。

ほとんどの菌は死滅しても、わずかな菌が残っているかもしれません。

そんな場合は、症状がいったんなくなっていても、しばらくして再発してきます。

治療を生き延びた菌というのは、耐性を獲得しやすくなります。

今は、ジスロマックはクラミジアによく効きますが、いずれは淋菌のように徐々に耐性菌が出てくるかもしれません。

クラミジアの治療に限ったことではありませんが、治療が終了したときには再検査を受けて、確実に治っていることを確認しておきましょう。

パートナーがいれば一緒に検査と治療が必要

完治したはずなのに不妊になって不思議なカップル

クラミジア治療でもう1つ大事なのは、恋人がいる時は恋人も一緒にクラミジアの検査を受けて、治療も一緒に行うことです。

クラミジアはパートナー間で感染を繰り返す、ピンポン感染が起こりやすい性病の代表的なものです。

一方だけが治療を受けても、パートナーがしっかり治療を受けないかぎり、何度でも再感染をします。

無駄な治療を繰り返さないためにも、クラミジアが判明したらパートナーと一緒に治療を受けましょう。

まとめ

クラミジアは今のところ簡単に治療できる性病なので、予防や治療がいい加減になりがちです。

しかし、そんなことを繰り返していると、いずれは淋病のように治療が難しい性病になってしまうかもしれません。

ただでさえ感染者数が多いのに、そんな事態になったら大変です。

そうならないために、クラミジアといえども基本に忠実に、きちんとお医者さんにかかって治療を受けるようにしましょう。

クラミジアについて詳しくは>>>クラミジアってどんな病気?原因・感染ルート・症状など徹底解説!

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