日本では改めてコンドームの使い方を教わるということはほとんどありません。
ネットでの情報や、友だちから聞いた話、あるいはAVで観た記憶をもとに、適当に使っているのが実情じゃないですか?
しかし、性病予防に効果的なせっかくのツールも、正しく使わないと予防効果は得られません。
いま一度、初心に帰って、コンドームの使い方を覚えておきましょう。
この記事では、多くの人がやりがちなコンドームの間違った扱いについてまとめてみました。
目次
男子諸君!大きめのコンドームを使わないで!
コンドームはペニスに合ったサイズのものを使わないと機能を発揮できません。
特に、大きすぎるサイズだと、行為の途中で外れてしまう危険があります。
外れるまではいかなくても、根元の部分がたくし上げられてしまうと、すき間から体液が漏れてしまうかもしれません。
避妊という面でも、失敗してしまう原因になります。
また、皮膚にできものをつくるタイプの性病では、たくし上げられてむき出しになった根元に病変があれば、性器同士が触れて感染が成立してしまうことも考えられます。
なぜか男性はペニスの大きさにこだわる人が多いので、見栄をはって自分のサイズより大きめのコンドームを使ったりしないように注意してください。
大きい人は小さすぎるコンドームに注意して!
逆に、大きいペニスをお持ちの方は小さすぎるコンドームに注意してください。
小さすぎるとコンドームに負担がかかり途中で破れてしまう危険があります。
本来、コンドームは大きく膨らませても大丈夫なように作られていますが、過度に引き伸ばされた状態で、さらに行為中の摩擦で大きな負荷がかかると破れてしまいます。
また、長さが足りずに根元が覆われいないと、接触による感染タイプの性病がうつる可能性があります。
コンドームは大きめ小さめのどちらもリスクが高くなります。必ず、自分に合ったサイズのコンドームを使用するようにしましょう。
ゴム製品だからと言って手荒に扱わないで!
人間は割れやすいもの、もろいものは本能的にていねいに扱いますが、コンドームのようにやわらかく壊れる心配のない製品は雑に扱ってしまいがちです。
コンドームは一見、壊れそうにないゴム製品ですが、薄さ0.2mmや0.1mmしかない精密加工品ということを忘れていませんか?
コンドームは引っ張り方向の力には強く作られていても、片寄った負荷や引き裂く方向への力には強くありません。
なので、くちゃくちゃに丸めるor折り曲げてポケットに詰め込んだりしないでください。また、袋を破る際にコンドーム自体に力がかからないように注意して取り出しましょう。
財布に入れっぱなしのコンドームを使ってませんか?
男性がチャンスに備えてコンドームを持ち歩く時には、圧倒的に財布に入れておく人が多いようです。
では、あなたの財布に入れたそのコンドーム、いつ入れたものですか?
たびたびエッチをすることのある人なら、常に使って補充しているでしょうから問題はありません。
しかし、近々にそうい機会があるわけでもないのに、”もしかしたら”に備えて入れっぱなしにしている人も多いでしょう。
コンドームにも使用期限というのがあるのを知っていますか?
ゴムのような素材であっても時間とともに劣化して、簡単に破れるなど本来の機能を発揮できなくなります。
一般に、コンドームの期限は5年位あります。
ただし、それは保存状態がよかった場合のこと。
財布の中という過酷な場所に入れてあれば、劣化のスピードはもっと早くなるでしょう。
入れっぱなしでいつのコンドームかわからないようなものを使わないでください。
期限に余裕のある新しいコンドームを使うようにしてください。
※期限は個別包装にプリントされています。一度確認しましょう。
射精のときだけ使うなんて言語道断!
日本は性教育が充実していると言えませんから、まだまだ幼稚な性知識しか持っていない若い人がけっこういます。
いまだに、”膣外射精すれば妊娠しないだろう”と、考えている男性が多いのはその現れでしょう。
膣外射精は性病予防の上でも言語道断ですが、せっかくコンドームを使うのに、最初は付けずにセックスして射精しそうになってからコンドームをはめるという使い方をする人がいます。
これも膣外射精と同様に、避妊の意味でも性病予防の意味でも言語道断です。
体液の接触、皮膚病変の接触のどちらの感染経路でも、まったく予防効果がありません。
コンドームは挿入の最初から付けるようにしましょう!
適当にコンドームをはめると途中で外れます!
正しく付ける!
あなたはコンドームをどのようにはめていますか?
おそらく、ほとんどの方が特に意識することなく、亀頭から根元へとスルスル引き下ろしているだけでしょう。
でも、コンドームは付け方にも注意をしなければいけません。
ペニスはただ棒状のかたまりではありません。表面をルーズな包皮や皮膚が覆っています。
皮が根元に集まっている状態でコンドームをペニスにかぶせてしまうと、皮が移動するとコンドームは先端方向に大きくずれてしまいます。
こんな状態で挿入していては、行為中にコンドームは簡単に外れてしまいます。
根元に皮が余らないように、コンドームが皮全体を覆うように付けます。
以下のサイトは、アニメーションでコンドームの付け方を解説しているのでわかりやすいです。(愛知県の運営するエイズの情報サイトです)
コンドームをネイルで傷つけないように!
セックスの時、コンドームを男性自身が自分でつけるとはかぎりません。
ムードを高めるために女性が付けてあげることもありますよね。
でも、最近はネイルをしている方が多いので、コンドームを傷つけないように一層の注意が必要です。
長い爪や装飾のビーズが直接コンドームに当たらないように、指の腹でつかむようにしましょう。
また、口紅はコンドームを劣化させて穴が開きやすくなるので、口紅を塗っている人は直接コンドームをくわえたりしないようにしましょう。
潤滑のために油性のものを塗ったりしても穴が開くので、注意してください。
射精後は早々に後処理を!
行為中は固く勃起していたペニスも、射精をしてしまうと急速にしぼんでしまいます。
コンドームは勃起状態でピッタリでも萎えてしまうとゆるゆるの状態。
そのままでいると体液がこぼれてしまいますから、ゆるまないうちに離れて、早々に後処理をしましょう。
まとめ
コンドームの使用は性病予防にとって最大の効果が望める対策方法です。
100%予防できるわけではなくても、ほとんどの性病でかなりの予防効果があるので、特定のパートナー以外とのセックスでは必ず使ってほしいものです。
しかし、せっかくの対策も正しく使っていないと本来の効果は得られません。
いくつかのポイントを押さえておくかどうかで、結果がまったく異なってきますので、ぜひ覚えておいてください。
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