ネットで情報を探す女の子

世間では、信じられないような性病予防の方法がいまだに信じられています。

ちょっと知識を身につければトンデモなことばかりだとわかるのですが、人間せっぱつまらないと勉強しないですからね。

だけどいつまでもそんな話を真に受けていると、思いもかけず性病になったり、誤解から相手を傷つけたり、疑ったりすることになりますよ。

この記事では、けっして信じてはいけない性病予防のあやまった知識についてまとめてみました。

これを機会に正しい知識を身につけてくださいね。

根強く残る性病予防・避妊の都市伝説

トンデモないデマに呆れる

今はネットで検索をすれば、必要な情報を見つけることができる時代です。

ただし、検索する必要性がないと、わざわざ検索をしようとは思いません。

性病予防についても、ちょっと検索すれば役に立つ情報はいくらでも出てくるのですが、性病に対する警戒感そのものがなければ改まって勉強しようとしないでしょう。

ひょっとしたら性病に対する警戒感の薄さは、いまだに広がる都市伝説のような予防方法を真に受けていることにも一因があるのかもしれません。

ちょっと知識のある人からすればトンデモレベルの話が、今でもまことしやかに巷では信じられていたりします。

今でも根強く残る、都市伝説レベルの性病予防や避妊の主なデマを見てみましょう。

1.膣外射精をすれば妊娠しない・性病にならない!?

射精のイメージ

根強いデマの代表が”膣外射精をすれば妊娠しない”というものです。

なぜか、そこから派生して性病にもならないと信じている人もいるといいます。

特に若い世代の人に信じている人が多いようですね。

男性が性病を持っている場合、精液の中に病原体がたくさん含まれる性病が多いので、膣外射精によって精液が膣内に入らないようにすれば、感染確率は減るかもしれません。

しかし、淋病に代表されるように、射精をしなくても病原体を持った分泌物が尿道から出てくる性病があるので、いくらでも感染の機会はあります。

無症状であっても、射精前には俗に”ガマン汁”と呼ばれるカウパー腺の分泌液が出てきます。

カウパー腺液には病原体や精子が含まれるので、性病感染も妊娠も防ぐことはできないのです。

2.コンドームをつければ性病にならない!?

性病予防のもっとも大きな武器であるコンドーム。

性病予防のためにはなくてはならないものですが、けっして万能ではありません。

避妊においても同じで、コンドームをはめているから100%避妊できるというものでもないのです。

一般にコンドームによる避妊の失敗率は3~12%といわれています。

意外に失敗の確率が高いですね。

正しく、最初から最後まで使えれば100%避妊できるのですが、途中で破れたり、はずれてしまったり、という事故がどうしても起こります。

避妊を失敗するということは、精液が膣内に漏れてしまうということですから、当然、性病に感染する可能性もあるということです。

また、性病の種類によってはコンドームの性病予防効果そのものが低いものがあります。

性器周辺に病変をつくるものや、性器以外の部分に感染源がある場合はコンドームの性病予防効果は期待できなくなります。

コンドームによる性病予防効果が薄いもの・無効なものとして、次のような性病が挙げられます。

これらの性病は性病検査を積極的に受けるなどして、より注意が必要です。

また、コンドームの扱い方が悪いためにせっかくの予防効果が失われている場合もあります。

コンドームの正しい使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。

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3.フェラチオで性病にならない!?

咽頭クラミジア

”セックス(膣性交)しなければ性病にならない”というのも、いまだに根強い間違った情報です。

実際は、性病の多くが膣性交以外の感染経路を持っています。

むしろ、膣性交でしか感染しない性病の方が少ないくらいです。

性病の代表であるクラミジアや淋病でさえ、ノド(咽頭)へ感染するためにフェラチオで容易に感染します。

今まで知らなかった人は認識を改めましょう。

フェラチオでも感染する主な性病には次のようなものがあります。

これらのフェラチオによる感染ルートも、コンドームを使えば効果的に感染を予防することができます。

アナルセックスで感染する性病も、コンドームは予防効果が期待できます。

4.行為のあとオシッコをすれば大丈夫!?

オシッコのイメージ

”セックスのあとすぐにオシッコをすれば性病にならない”という説は、かなり都市伝説色が強いですが、信じている人は意外に多く、アメリカでは4割近くの人が真に受けているようです。

おそらくこの説は、男性がクラミジアや淋病に感染しない方法として語られているのでしょう。

尿道に侵入した病原菌をオシッコで洗い流してしまおう、という発想だと思います。

しかし、ウイルスや細菌の細胞への侵入速度は思ったより早いものです。

性行為の時間くらいあれば、病原体はとっくに細胞への侵入を終えているでしょう。

他に、行為後にイソジンで洗うとか、膣洗浄をするなども性病予防として行われているようですが(特に風俗などで)、やはり事が終わったあとでは遅いのです。

あとで何をしても、気休め程度で効果はほとんど期待できないのです。

5.ピルを飲んでいれば性病も防げる!?

ピルのイメージ

これまた、ちょっと性病の知識がある人からしたらトンデモな説ですね。

しかし、以前の若い女性へのアンケートで、半数近くの人がこの説を信じていたといます。

避妊効果性病予防がごちゃ混ぜになって、同じようなものとして捉えているのでしょう。

避妊効果に関しては、ピルはほぼ100%の効果が期待できます。しかし、性病予防に対してはまったく効果がありません。

膣外射精のほうが精液を膣内に出さない分、まだましなくらいです。

性病が分泌液や精液、性器の表面を介してうつるという基本的なことを知っていれば、あり得ない説であることは明らかですね。

6.特定の恋人としかセックスしなければ性病にならない!?

ピンポン感染して不思議がるカップル

これは性病のことをある程度知っていても、おちいりやすい誤解です。

性病のいくつかは、感染しても症状を出さないで、いわゆるキャリア状態になってしまうものがあります。

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このため以前に感染した性病のキャリアのまま、新しい恋人と交際をはじめる、というようなことが普通に起こります。

すると、新しい恋人同士で真面目に付き合っていても、ある日、相手が性病を発病するのです。

この場合、自分が浮気をしていなければ、相手の浮気を疑ってしまいますよね。

このように、性病はその時の相手から感染したとは限らないのです。

特定の相手だけと付き合っていても、性病になることもあることを知っておきましょう。

知らないと、このことが原因でふたりは別れることになるかもしれません。

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性病を防ぐためのゴールドスタンダード

安心のイメージ

以上のように、巷にはさまざまな怪しい性病予防の方法が、根強く残っています。

性病を予防するためには、以下の2つが今も昔もゴールドスタンダードです。

  • どんなタイプの性行為もコンドームをつける
  • 気になるとき or 付き合う相手が変わる時 or 定期的に性病検査をする

この2つ以外には、効果的な性病予防方法はないものと思ってください。

ゴールドスタンダードのコンドームでさえ、性病の種類によっては効果がないこともあるのです。

それを補うためにも、積極的な性病検査も行うことがとても重要になります。

まとめ

梅毒について説明する女医

ここに挙げた都市伝説のような安易な方法では、性病予防に効果はありません。

正しい知識を持っているか、持っていないかで、あなたの人生が大きく変わるかもしれません。

周りの言葉にはだまされないで、きちんとコンドームの使用と積極的な性病検査で自分と大切なパートナーの健康を守りましょう。

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