もっとも感染者の多い性器クラミジアは若い世代の人たちにとってはとても身近な性病で、普通に交際をしている人ならいつ誰が感染してもおかしくない状態にあります。
それにもかかわらず、感染者の数に比べて実際に検査を受ける人は一部だけなのって知っていますか?
性病検査が普及しない理由にはいくつかありますが、性病検査がどういうもので、どこで行えて、どのくらいの費用がかかるのかが、よくわからないというのも大きな理由でしょう。
この記事では、今まで不安で検査に踏み切れなかった方の疑問を解消するよう、クラミジアの性病検査について検査を受ける方法や費用などをくわしく解説しています。
性病検査は最初は敷居が高いですが、1度受けてしまえばなんてことありません。
この記事で積極的に検査を受けてもらえるようになったら幸いです。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/chlamydia/”]目次
クラミジアの検査をどこで受ける?
クラミジアが気になった時、検査を受けるには
- 病院へ行って検査してもらう
- 保健所で検査してもらう
- 性病検査キット(郵送検査)で自分で検査をする
の3つの選択肢があります。
それぞれにメリットデメリットがあるので、それを把握した上で自分に向いている検査方法を選びましょう。
病院へ行くのなら何科に行けばいい?
病院で性病検査を受けようと思った場合、自分のこの症状なら何科の先生に診てもらったらいいのか?行って診てもらえないことはないのか?気になりますよね。
性病によってはいくつかの科にまたがるような多彩な症状が出るので判断に悩みますが、クラミジアの場合は症状が限られるので、それほど悩むことはないでしょう。
男性なら泌尿器科、女性なら婦人科・産婦人科です。
性病科のような専門病院があればそこでもかまいません。
内科でも名前に”病院”と付く医療機関はトータルに診てくれますので大丈夫です。
泌尿器科は外科の一部なので、泌尿器科の看板をかかげていなくてもクラミジアを診てくれる外科病院は多いです。
まずは受診前に、クラミジア検査を受けられるかどうかを、電話で確認しておくのが無難ですね。
近くの病院をチェック!
[blogcard url=”https://sticheckup.com/zenkokubyouin/”]保健所でクラミジア検査を受ける際の注意
保健所ではHIV検査を中心に無料で検査を受けることができます。
最近は、梅毒やクラミジア、淋病も無料検査を実施している保健所が増えてきています。
しかし、保健所でクラミジアの検査を受ける場合には、どんな検査方法を採用しているかが重要。
というのも、保健所で採用しているクラミジア検査方法の大半が、血清に含まれる抗体を調べる抗体検査です。
クラミジアの抗体検査は偽陽性といって、クラミジアにかかっていないのに陽性と出てしまうことが多いもの。
今は、クラミジアのRNAやDNAを検出する核酸増幅法という検査方法が主流です。
RNAやDNAが存在するということはクラミジア菌そのものがいることですから、正確に検査ができます。
保健所でクラミジア検査を受ける時は、どちらの検査方法を採用しているのかを確認して、核酸増幅法を採用しているところで検査を受けましょう。
抗体検査では血液を取って検査し、核酸増幅法では尿や膣分泌物を採取して検査するので、検体の採取の仕方でどちらの検査方法かを判断することもできます。
全国の保健所について、こちらのサイトでHIV以外の検査を行っている保健所を検索が可能です。
誰にも会わずにクラミジア検査ができる郵送検査
性のことがかなりオープンになってきたとはいえ、性病検査を受けるとなるとまだまだ恥ずかしいものです。
病院でも自費で行えば家族に知られることはないですし、保健所では匿名のまま検査ができるので、匿名性という面では問題ありません。
しかし、病院も保健所も受付、診察、検体の採取と他人と対面してやり取りしなければなりません。
それが恥ずかしくて、性病検査を受ける上での大きなハードルになって、検査を受けるのを躊躇(ちゅうちょ)している人が多くいます。
自分で検査する性病検査キットなら、検体の採取して郵送で検査会社に送り、検査結果もネットで受け取れるため、最初から最後まで匿名のまま、しかも誰とも会うことなくクラミジアの検査を受けることが可能。
検査の精度もまったく心配ありません。
検査を行うのは自治体に登録した衛生検査所というところ。
お医者さんでも、検体を衛生検査所に外注して検査してもらっています。
つまり病院で受ける検査と同じ精度の検査を受けられるのです。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/sogoranking/”]クラミジア検査にかかる費用は?
クラミジアを検査する場合、気になるのは検査の費用ですね。
性器クラミジア単体の検査では、病院で2000~4000円程度になります。
症状がある場合は健康保険を使え、3割負担で600~1200円程度に下がります。
ただし、健康保険を使うと家に診療費の詳細が送られてくるので家族に知られるかもしれません。
保健所は原則、無料で検査を受けられます。
ただし、検査日が限られ人数にも制限があるので、事前にしっかり調べておきましょう。
性病検査キットは民間会社なので、検査費用が高くつくイメージがあるかもしれませんが、性器クラミジア単体の検査では3000~4000円程度で意外に安価にできます。
病院と性病検査キットに共通していえるのですが、性器クラミジア単独の検査はおすすめできません。
クラミジアはノド(咽頭)への感染や淋病との同時感染が多いので、性器クラミジアのみの検査では不十分です。
1つの性病にかかっていると他の性病にもかかりやすくなるので、セットでの検査を検討しましょう。
病院でもキットでもセットだと1項目あたりの価格は安くなります。
[blogcard url=”https://sticheckup.com/kuramijiasaiyasu/”]クラミジア検査の方法
上にも述べたように、現在のクラミジア検査の主流になっているのは、核酸増幅法といってクラミジアのDNAやRNAを検出をする検査方法です。
DNAやRNAは細胞内の核に含まれる成分なので、これらが検出されるということはクラミジア菌体そのものがいるということ。
菌数が数個もあれば検出できる精度なので、正確な診断が可能なのです。
いつ検査を受ければいい?
クラミジアの検査を受けるパターンというのは3種類あります。
- 男性ならオシッコをした時に痛みがあったり膿が出たりした時。女性ならおりものの量が増えたり汚れたおりものが出てきた時
- 症状はまだ出ていないけど、クラミジアを持っていそうな相手と性行為をしてしまった場合
- 定期的な検査や付き合う相手が変わった時のカップルチェックやブライダルチェック
1つめは、すでに症状が出ているので、すぐにでも検査が可能です。
梅毒のように症状が出ていても初期だと検査で確定できないものもありますが、クラミジアでは症状が出ていればいつでも検査できます。
問題は2番目のまだ症状が出ていない時。
行為後すぐに検査しても感染を検出することはできません。
それでもクラミジアを検査できるようになるのは非常に早く、行為後1~2日の時間が経っていれば検査できます。
あわてて検査せず2~3日待ってから検査を受けるようにしましょう。
3番目は安心のための検査で、症状もないし、感染したかもしれない行為が特定できないので、いつ検査しても問題はありません。
クラミジア検査のためのサンプル採取方法
保健所のところで述べたように、クラミジア検査のための検体は男性なら尿、女性なら膣分泌物を採取します。
男性の尿は、病院でも性病検査キットでも、トイレで自分の尿をコップに取って採取します。
女性の場合は、病院ではお医者さん or 看護婦さんが採取。
性病検査キットでは専用の綿棒を使って自分で採取します。
以下は自分で膣分泌物を取る方法を動画で解説したものです。
もし咽頭クラミジアを検査するのなら、男女ともにノドを綿棒で擦過するして採取するか、うがい液を検体として使います。
病院ではお医者さん or 看護婦さんがしてくれますが、性病検査キットでは自分で採取してください。
クラミジア検査の結果を見る上での注意点
クラミジア検査に用いられる核酸増幅法は、少量の菌数でも正確に検査ができて信頼できるものです。
しかし、クラミジアの病気の性格上、たとえ陰性が出たとしてもクラミジアを100%否定はできません。
クラミジアは女性でも男性でも無症状のケースが多くみられます。
このような例では症状がないため、本人がクラミジアに感染していることに気づかないままに、長い期間過ごしてしまうことがあるのです。
すると、本来は男性なら尿道、女性なら子宮頸管に巣食うクラミジアはどんどん奥へと広がっていくことに。
男性なら精巣上体、女性なら卵管や骨盤腔内まで広がってしまいます。
時に、感染が広がる間に、本来の尿道や子宮頸管のクラミジア感染が治まってしまうことがあるのです。
こうなってしまうと、普通に性器クラミジアの検査をしても尿道や子宮頸管にはクラミジアがいないため陽性反応は出ません。
しかし、体の奥にはクラミジアが広がっているという矛盾した結果が出てしまうことがあります。
クラミジアに感染している確率は高いのに陰性という結果が出て、かつ睾丸の痛みや腹痛などがあるようでしたら、病院で精密検査をしてもらった方がいいでしょう。
まとめ
日本でもっとも感染者の多い性器クラミジアも、性病検査をすれば簡単に見つけることができます。
治療も、今のところほとんどの場合、抗生剤で問題なく治すことが可能です。
しかし、検査には例外がつきもの。
偽陽性や、感染しているのに陰性と出たりすることを、完全に防ぐことはできません。
どんな場合に、検査が違っている可能性があるのかを把握して、無駄な治療をしたり、クラミジア感染を見逃したりしないように注意しましょう。
クラミジアの詳細は>>>クラミジアってどんな病気?原因・感染ルート・症状など徹底解説!
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